ファック西陽アフター球技大会
とにかくファックだった。とにかくファックだった。心の中でファックファックファックファックファック・・・と唱えていた。
ファックというと「ファッ」と「ク」なのでなんとなく軽々しいけども
つまりぼくはみんな消えてと思った
みんなうるさいから消えてと思った
理由は全部から逃げたいから
ださいなあ
どうして全部から逃げたくなってしまったのかわかっていたし、何をしなきゃいけないかわかってたけど
君がそばに来てくれたから
とにかく動く気になれなかった
しなきゃいけないことは後回しにして
君と一緒にいようと思った
そんなこんなで私は最悪な人間だったけど
ちろちろと歩いたら
捨てたもんじゃないと思った
ひとりじゃなかったから